スタッフの粟井です。
季節はすっかり秋めいてきて、夜の虫の声に癒される毎日です。
先日、ちんたい協会という不動産所有者の会に参加してきました。
毎月開催される、不動産経営や資産運用、相続のお話まで、幅広く多様な
セミナーが目玉です。
今回は、桂ひな太郎さんが、相続落語「天国のラブレター」という落語を噺されました。
内容は~
~ 場所は病院。もう三途の川を渡りそうなお父さん。そこに、
天国への案内人が登場しまして、2人で掛け合いが始まります。
2人は下界のお父さんが今正に天に召されんとする病院のベッドを
見ています。周りには3人の兄弟(兄・姉・弟)がいます。
そして、3人はお父さんを看取りながら、枕元で財産をめぐり
いがみ合いを始めます。
皆それぞれに、「学生時代に兄さんは留学費を出してもらったじゃないか。」
「姉さんはいつも高価なブランド物を買ってもらったじゃないか」
「お前は家も家業ももらったじゃないか」
兄弟の醜い争いを見ていたお父さんと案内人。見ていられません。
そこで、案内人が提案します。時間の猶予があるから、手紙を書いて
天国の宅急便に届けさせたらどうでしょう。お父さんは、提案通りに、早速、
元気なころには言えなかった感謝の気持ちを手紙に託します。
そして、無事に下界に届けられた「天国のラブレター」を読んだ3兄弟。
お父さんの気持ちを知り、今までのいがみ合いを反省し、我を通すのはやめ、
仲良く公平な分割をしようと決しました。
そして、お父さんは、未届けて、無事に天国に旅立ちました。
とさ、めでたし、めでたし ~
いつもどこかで聞くような内容ですね・・・
本当の下界では、こんなにスムーズにいがみ合いが解決するとは思えませんが、
やはり最低限、「天国のラブレター」=遺言は、残された家族の笑顔のためにも、絶対必要ですね!!