こんにちは。スタッフの粟井です。10月8日は、皆既月食でしたね。
20時くらいに、ぼんやりと赤黒い月を眺めていると、宇宙には不思議な現象がたくさんあるんだなぁと思いました。そこで、月食は何ぞやと調べてみると・・・
月食とは・・・
地球と月は太陽の光を反射して輝く天体です。地球(月)にも太陽の光による影があり、
太陽とは反対の方向に伸びています。この地球の影の中を月が通過することによって、
月が暗くなったり、欠けたように見えたりする現象が「月食」です。
月食は、太陽-地球-月が一直線に並ぶとき、つまり、満月のときだけに起こります。
ただし、満月のたびに月食が起こるというわけではありません。
皆既食中の月の色
皆既食では、月が本影の中に完全に入り込みます。しかし、皆既食中の月は真っ暗に
なって見えなくなるわけではなく、「赤銅(しゃくどう)色」と呼ばれる赤黒い色に見えます。
波長の長い赤い光は散乱されにくく、光が弱められながらも大気を通過することができます。
これは、朝日等が赤く見えるのと同じ理由です。大気がレンズのような役割を果たし、
かすかな赤い光が皆既食中の月面を照らし、月が赤黒く見えるのです。
色が赤くなるということから、古代では皆既月食は不吉とされていました。日本では月食の光を「妖光」として、なるべく身体にふれさせないようにしていたという話も残っており、平安時代の 歌人である「西行(さいぎょう)」は次のような歌を詠んでいます。
いむといひて影にあたらぬ今宵しも われて月みる名や立ちぬらん
「月食だと忌み嫌って、その光にふれないように誰もがしている今夜だけれども、だからこそ、私はその月を見ようと思う。これで悪い評判が立たないといいのだが…」というようなものになります。
いむといひて影にあたらぬ今宵しも われて月みる名や立ちぬらん
「月食だと忌み嫌って、その光にふれないように誰もがしている今夜だけれども、だからこそ、私はその月を見ようと思う。これで悪い評判が立たないといいのだが…」というようなものになります。
西行だからこそ、見かけの不吉さに惑わされずに、あえて月食を見ようとしたのでしょう。
21世紀を生きる私達にとって、皆既月食は忌み嫌うものでなく、鑑賞を楽しむ天体ショーです。
なぜかいうと、言うまでもなく、科学技術の進歩で、月食の仕組みが解明されているからです。
相続の問題も、ルールを理解して、専門家と一緒に、打てる対策を早めに解明すれば、スムーズに解決できると思います。
余った時間と余裕は、星や月を眺めつつ、家族で仲良く、月見で一杯と行きたいものです ^^
次回の月食は 2015年4月4日です。楽しみ~☆